日曜日のTOSAレシピ 海辺で 雑貨マーケット! 田舎おこわも♪

今回のテーマ/人とのふれあいが 醍醐味の 小さな日曜市

場所を変えながら長きに渡って開催されてきた 土佐市高岡の日曜市。 出店者お手製、旬の地魚を使った 「トンゴロイワシのお寿司」を伝授!

土佐市の買い物事情を 長年支え続けてきた 伝統ある日曜市

 「ドラゴン広場」の西通りで毎週日曜の午前中に開催されている「高岡日曜市」。2020年には50周年を迎える伝統の曜日市であり、3ヶ所目となる現在の場所に移ってからは約30年。今は出店が1列に並んで展開されているが、かつては3列に約60もの店が並び、お客さんでごった返すほど盛況を呼んでいた時代もあった。「私が出店するようになったのはこの通りで開催されるようになってからですが、昔は臨時で店を出したいという人が出店のキャンセル待ちをするぐらいで、本当に人がいっぱいでした」、日曜市の責任者を務める島崎さんは当時を振り返る。現在加盟しているのは15店舗ほどで、毎回10店舗ほどが出店。当時ほどの盛り上がりは無いものの、どれも地のものがたっぷり、土佐市の旬が凝縮されており、今も市民の台所として重宝されている。

これぞ曜日市といった 風景が今も現存する その雰囲気も楽しんで

 鮮魚や干物、野菜、果物、お茶、お寿司、生花など多岐に渡る出店者は、「母から引き継いで店を出している」「家族や兄弟で商品を販売している」「創業当時から商品を販売し続けている」「自家製の野菜を販売している」と十人十色で、色とりどりの食材や加工品と、その奥に座る人々が織り成す風景が「これぞまさに曜日市」といった味わい深さを感じさせてくれる。訪れるお客さんも常連さんが多く、「この前はありがとう」なんて顔なじみである店主とのやりとりも聞こえてきて、心がほっこり。じっくりと商品を吟味しながら、ゆったり買い物を楽しめるので、掘り出し物を探しに市外からでも訪れたくなる。日曜の朝を、日曜日の食卓を、より良い時間にしてくれる穴場な日曜市を土佐市で見つけた。



素材を活かした味わい「トンゴロイワシのお寿司」

旬の地魚「トンゴロイワシ」。鱗ごと揚げて食べる事が多いが、酢にしっかり漬け込んで寿司ネタにするレシピを日曜市の責任者である島崎さんが教えてくれた。他にも自分で釣った魚やイタドリなどの加工品を販売している。
材料

トンゴロイワシ…4匹
お酢…魚が浸る程度
寿司酢…10cc強
お米…半合
生姜…少々
ごま…少々

手順1 

トンゴロイワシを丸のまま約1週間ほど酢に漬けて保存する。

手順2 

酢漬けにしたイワシを手で割いて皮や中骨などを取る。

手順3

ご飯に寿司酢や生姜、ごまを加えて混ぜる。

手順4

イワシと酢飯を握って完成!