土曜日のTOSAレシピ　全国でも有数のオーガニックマーケット！ ‹ グルメ

今回のテーマ／全国でも有数のオーガニックマーケット！

毎週土曜日に高知市で開催されている高知オーガニックマーケット。個性的な生産者の思いに触れながら心もあったまる野菜スープをつくろう♪

10年以上続いてきた全国にも類を見ないオーガニックマーケット

10年以上にわたって毎週土曜日に高知市で開催されている「高知オーガニックマーケット」。マーケットに集まるのは、農薬や除草剤、化学肥料などを使用せず有機にこだわって栽培された旬の野菜をはじめ、無添加の食や加工品、手づくりの雑貨等々。自らお店に立つ生産者も、それらを購入する人たちも、オーガニックな生活を大事にする思いを持ち、信頼しあってここに通い続ける。運営事務局である弘瀬さんの思いは「野菜本来の美味しさに気づいてほしいから」。自身も農家でありながら、発足当時、「ぽつぽつと散らばっていた自然派にこだわりをもつ生産者が一箇所に集まることができれば」と考え、全国でも先駆けとなるようなオーガニックマーケットをつくりあげてきた。今では毎週のように出店希望者が増え、子ども服の無料交換や自然派の子育てを話し合う「子育て広場」、種の交換会なども開催されている。

いろんな種類の木々が植えられた広場が会場。立ち並んだテントの下では、個性的で優しい出店者たちの姿。

運営事務局の代表である弘瀬さん。10年以上にわたってオーガニックマーケットの運営に携わる。

愛媛県から来ているお店「レイレフアラニ」。自身の体調不良を癒すために始めたマクロビ料理のお弁当などを販売。

新しい出店者である「カシーナイルキッコ」。イタリア人の旦那さんと高知県出身の奥さんで自然農を営む。

「カシーナイルキッコ」の野菜スープとパン。優しい味わいが幸福感をあたえてくれる。

マーケットの一角にはステージも。音楽をはじめ、紙芝居など子どもが楽しめるものも開催されている。

一番の魅力は出店者想いに触れながらつくりたてものを味わう

　安心できる食にかこまれて、心身を癒す楽しいひと時を過ごせるオーガニックマーケット。しかし、その一番の魅力はやはり人だろう。自然に優しい農業へのこだわりを志した理由や、出店のきっかけなど、出店者一人ひとりの個性的な考え方やストーリーを聞くことができたら、その人がつくりだした野菜や商品の価値の高さもよりいっそう実感できるもの。訪れた際は、ぜひとも出店者との会話も楽しんでほしい。今回、レシピの伝授をしてくれるのは、生野宜宏さん。自身も「みんなの家」として出店しながら、このマーケットがはじまった当初から関わり続けている。それだけに他の出店者にも詳しく、今回つくる野菜スープの食材一つひとつについても、それをつくった生産者の顔や想いがわかるほど。自宅で再現するなら、ぜひオーガニックマーケットを訪れて、生産者とふれ合い、食材を揃えてみては。