カンタン副菜で 秋を味わう♪

今回のテーマ/晩酌も大得意 な日曜市!

今回ご紹介する日曜市の風景は、 昔ながらの趣きあるお店の姿。 寒い冬場に晩酌したくなるような お酒の肴レシピも伝授!

昔ながらの光景に 温かみをおぼえる 冬の日の日曜市

冬の訪れを感じながら日曜市を歩いていると、温かみある昔ながらの光景が、改めて愛おしく感じられる。昭和の昔から受け継がれてきたテントの下では、今日もお母さん達が、高知らしい食材を並べ、来場者を笑顔でもてなしてくれる。2丁目南でたくさんの人だかりに囲まれているのは、田舎寿司を販売する三谷さんのお店。約60年前、追手前高校の女子生徒だった頃から祖母の手伝いで店に立ち始め、その頃同級生だったとんちゃんもずっと一緒に、お店を切り盛りしてくれているとか。4丁目北にあるまるみつ青果は、戦後に再開した日曜市でバナナの叩き売りをはじめ、今では4代目。観光客向けに高知産の果物を販売する。昔ながらの趣きあるお店で話を聞けば、何十年目、何代目という話題は当たり前。子どもの頃から日曜市と共に育ってきたお母さん、お父さんたちの昔話も楽しみのひとつだ。

受け継がれていく伝統 冬場の日曜市は 晩酌のアテも充実!

  出品者の平均年齢が70代を超える日曜市では、後継ぎや世代交代もある。和包丁などの土佐打刃物を販売する「小川鍛造」では、数年前のお孫さんの代から店頭で刃物を研いでくれるサービスを開始。40年以上オモチャを販売してきた新田さんも、閉店したお店に代わって、夏場にヤドカリを売っているという。ところでそんな日曜市、冬場にこそ、晩酌にぴったりのアテが充実することをご存知? 例えば、干物専門店の杉本さんのお店では、メヒカリやウルメなど旬を迎える海の幸がズラリと並ぶ。そこで今回のTOSAレシピは、予約が取れないほど人気という、はりまや町の居酒屋「かもん亭」の伊藤さんに、日曜市のお芋をつかったポテトサラダの伝授を依頼! ご両親が日曜市の出品者であることから、子どもの頃から市に通ってきた伊藤さんならではの、日曜市愛に満ちた一品。自宅で再現してみて!

土佐酒とあわせて!「日曜市の ポテトサラダ」

材料
野菜
  • 長芋…適量 ※さつまいも、じゃがいも等でも可
  • 青豆…適量
  • 塩コショウ…少量
  • マヨネーズ…お好みにあわせて
  • 牛すじ肉…適量
手順1 ★ゆでる

皮をむいた長芋を10センチ四方ほどにカットし、中火で20、30分ほどゆでる。お箸がスッと通るようになったら頃合い。※さつまいも、じゃがいもは皮をのまま。

手順2 ★まぜる

塩コショウ、マヨネーズを加えてまぜる。食材の味わいが引き立つよう、調味料は少量で。

手順3 ★トッピング

青豆などの野菜、牛すじ肉、ハムなどをお好みでトッピング。長芋の皮は、キッチンペーパーで水気をきって、素揚げしてもよし。