今回のテーマ/海辺で 雑貨マーケット! 田舎おこわも♪
高知県の西南部、幡多地域の定期市 「海辺の日曜市」におでかけ! 充実の雑貨探索を楽しんで 黒潮町の田舎料理にも触れよう。
若者の感性が生きる 穏やかな海辺のマルシェ 地域のコミュニティーにも
高知県の西部、黒潮町で開催されている「海辺の日曜市」は、幡多地域の生産者や雑貨屋さんが集まるマルシェ。真っ青な太平洋に向かって開けた、入野海岸近くの広場で開催されており、穏やかで陽気な気候特有の、温かい潮風が吹く。開催が始まったのは、今から約10年前。役場に勤めている畦地和也さんが、都会のアースデイのマルシェや、オーガニックマーケットなどに刺激を受け、「自然豊かな幡多の地元でこそ、若い人たちの感性が息づくマルシェを行いたい」と奮起。試験的な催しを何度か行い、それ以来、地域の人々と共に継続してきた。同じく役場に勤めながら事務局を担当する福岡さんは、「出店者や地元のお客さんがつながり、小さな地域経済をまわすようになっていることがうれしい」と話す。移住者やUターン者が始めた自営業の助けにもなっており、地域のコミュニティーとしても機能している。
作家さんが多い 海辺の日曜市 幡多地域の自然や文化が ものづくりにも息づく
そんな海辺の日曜市は、陶器やクラフト系の雑貨品を出品する作家さんたちが多いことも特徴のひとつ。黒潮町でガラス工房を営む「kiroroan」の植木さんは夫婦で作品作りに取り組んでおり、海辺の日曜市にも最初期から出店を続けてきた。幡多地域の濃い緑や風の心地よさが、自身の作品にも表れていると言う。シンプルながら味がある焼き物を制作している「日常屋」の清藤さんも、地域に移住して釜を構えた作家さん。幡多地域で盛んな塩づくりの文化に触れて以来、地元のお客さんの声に応えながら、塩壺を焼いている。地域の自然や文化がものづくりにも息づいており、ここでしか作られないものが溢れている。
2度蒸しがポイント!「橘川山菜おこわ」
材料
- ぜんまい…100g
- たけのこ…50g
- わらび…50g
- きざみしょうが…少々
- 鶏肉…50g
- もち米…2合
- 砂糖…少々
- 自然塩…少々
- 醤油…少々
手順1
一晩水につけたもち米を、醤油、砂糖、自然塩と一緒に炊き、30分ほど蒸し器で蒸す。
手順2
ぜんまい、たけのこ、わらび、きざみしょうがを、醤油、砂糖、自然塩と一緒に弱火で10分ほど煮る。鶏肉は軽く炒めておく。
手順3
蒸したもち米、ここで味付けした山菜と鶏肉を混ぜて、さらに蒸し器で15分ほど蒸せば完成。