それぞれの漁港で働く漁師を訪ねる「室戸市室津港〜キンメダイ〜」

創意工夫で 伝統漁を進化させる

キンメダイの漁場として知られる室戸市の沖合では、古くから「樽流し漁」が行われてきた。昨年、漁師として独立したばかりの辰己正人さんも、この伝統漁を継承する一人。その名の通り、50本ほどの枝糸を付けた木製の樽を潮流に流してキンメダイを引き上げる漁法だが、「試せることは全部試したい」と仕掛けの準備などに県外の伝統漁から着想を得たアイデアも取り入れている。

伝統漁であっても創意工夫をしながら漁の効率化を図っているのだ。「私の漁師生活は始まったばかり」と話す辰巳さん。1年目の漁師とは思えない発想力は、仲間の漁師たちからも注目されている。

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キンメダイ
高知県東部の海における主力漁業。「室戸キンメ丼」など、町おこしの素材にもなっている。主に「樽流し漁」と「手釣り」で漁獲される。

キンメダイ