素朴な風合いを持つ土佐和紙は、 どこか懐かしくも新しい。人が少し手を加えることで、 作り手それぞれの想いを帯びて姿を変える。 土佐和紙に作り手の想いをのせて…、 土佐和紙ギフトを手作りしよう!
若い女性が心惹かれる 土佐和紙を使用した ラッピングのワークショップ
「日常生活のなかでもっと土佐和紙を使う機会を増やせたら」という思いから、地元出身の田原あけみさんがオープンさせた「cocoro*kurumu」は、土佐和紙を使用した贈り物のラッピングや小物作りのワークショップが体験できるお店。店内には可愛らしい雑貨や素材が並ぶ。「色合いや手触り、模様など土佐和紙は色んな種類があって同じ贈り物でもより想いをかたちにしてくれるんです」と田原さん。例えば、「青海波(せいかいは)」という模様は、海の穏やかな波のような平穏無事な日々が続くように、という意味が込められていて、婚礼の贈り物などに用いられる。「あえて言葉にはせず想いを伝える。奥ゆかしい日本の文化に触れることができますね。土佐和紙は、きれいな水、山、川がある自然豊かな高知だからこその文化。地元の人にこそ、ぜひ知って欲しい」とその魅力を語ってくれた。