道の駅に集まるたからもの見つけた!
〜後半〜

道の駅に集まるたからもの見つけた!〜後半〜

旬の味覚、工芸品、自然、そして人。地元ならではの「たからもの」に出会えることこそ、道の駅を訪れる醍醐味。今回の取材では、こんなたからものを見つけてきました!

地元自慢のコラボレーション

道の駅大山 内原野焼

国内屈指の生産量を誇る地元自慢のゆずと茄子を、同じく地元自慢の「内原野焼」で表現した愛らしい小皿。「道の駅で手にした人が安芸市を思い出すきっかけになれば」と、香りや感触を想像できる色味に仕上げている。

株式会社陽和工房 西邨 出さん

元気をもらえる宿毛のシンボル

道の駅すくも だるま夕日

宿毛湾が目の前に広がる「道の駅すくも」。太陽の光や心地よい海風も、もちろん地元のたからものだ。とりわけ、寒暖差が大きくなる11月から2月頃に見られることがある「だるま夕日」は、地元で「幸運の夕日」と親しまれている。

道の駅に漁師直送の鮮魚市!?

道の駅なかとさ 朝獲れ鮮魚

漁師町・久礼にある「道の駅 なかとさ」のマルシェでは、地元の熟練漁師さんが釣り上げ、自ら出品する鮮魚が並ぶ。品質も鮮度も地元住民が太鼓判を押すほど。開店と共にクーラーボックスを持参してやってくるお客さんまで!

地元漁師 柴田皓司さん

もっと知りたい!おまけのとさぶし
〜誌面には載らなかったこぼれ話〜

①道の駅 大山
安芸市の自慢を詰め込んだ看板商品

「道の駅 大山」へ来たら安芸市特産のゆずをふんだん使った「エンジェルケーキ」をご賞味あれ。こちらはフードプロデューサー・大原一郎さんが手がけた商品で、「ゆずの爽やかな風味としっとり吸い付くふわもち食感がここでしか味わえない!」と人気。イートインでは「エンジェルケーキ」を安芸市自慢の内原野焼の特製皿に乗せて提供するというこだわりも。写真は「エンジェルマウンテン」(1100円)。

②道の駅 すくも
副駅長のおすすめ!南国の潮風と太陽が育てた「潮風ぶどう」

 「道の駅 すくも」の有田副駅長が教えてくれたのは、宿毛市の潮風をたっぷり受けて育った「潮風ぶどう」。大粒で糖度は18〜25度と甘く、栄養価も高いブドウだ。手がけるのは地元で「平岡ぶどう園」を営む平岡さん夫婦。趣味で栽培を始めたブドウが評判を呼び、現在はブドウ狩りやSNSを通じてその魅力を発信している。道の駅での販売は今のところ無いものの「宿毛が誇る自慢のブドウを、いつか道の駅でも販売したい」と話してくれた。

③道の駅 なかとさ
話題の鮮魚マルシェの裏側

漁師町が誇る新鮮な魚を、誰でも手頃な価格で購入できる「道の駅 なかとさ」の人気朝市。その人気が絶えないのは、獲れたての魚を持ち込んで、迅速に仕分けと値付けを行ってくれる地元漁師さんがいてくれるからこそ。活きの良い魚がピチピチと跳ねる中、漁師さんの「これ○○円!」という声に合わせて、道の駅のスタッフが値札を貼っていく光景は、まるで小さな卸売市場がそこに存在するかのようだ。