未来の漁師を探して〜未来の漁師が「呼びこむ!」〜

漁師になりたい 背中を押す役割

全国有数の豊かな漁場に恵まれた高知県。かつてはたくさんの漁師が海に出ていたが、時代の変化と共にその数は減り続けている。昭和63年には約一万人がいたとされる高知県の漁師は、平成30年には約3300人まで激減。

こうした状況を打破するため、平成31年に「一般社団法人高知県漁業就業支援センター」が開設され、高知で漁師になりたい人=「りょうマン」の就業相談はもちろん、各地の漁業支援フェアに参加するなど、さまざまな支援活動を展開している。中でも特徴的なのは、最大20日間にもわたる体験研修。

中学生から60才に近い方まで、さまざまな相談者と、受け入れ先の漁師との橋渡し役になってきた。担当者の黒原さんは「高知県の漁業は多様で、選択肢の幅広さも魅力ですよ」と話してくれた。

高知県漁業就業支援センター-02
丁寧なヒアリングと提案が黒原さんのモットー。