多様なシーンで花開く〜岡林 保宏さん〜

なりわいとして趣味として、誰よりも花を愛し、花に寄り添い生きる人たちがいる。その人たちが伝えたい高知の花の魅力、そして可能性とは? 日常使いのワンポイントアドバイスとともにご紹介。

 

花の流通拠点で50年余り…
心から花に感謝し、花で感謝を伝える

昭和32年の創業以来、高知県の生花流通と卸売を支えてきた、土佐花き園芸市場。県内の花屋等が参加する「競り」では、多い日には20万本を超える取引がある。
その市場に19歳から65歳まで勤めてきた岡林保宏さんは、昭和から令和まで花の移り変わりをずっと見守ってきた。まだ街に花が少なかった時代から、やがてハウス栽培が始まり…。
年を追うごとに新しい品種が登場しては、経済成長の勢いに押されて飛ぶように花が売れた時代まで。長い年月、行き交う花を目にして今なお思うのは「感謝を自然に伝えられる花の良さ」。
何気ない瞬間に「これ、飾っちょきや」と贈って、感謝を伝える。「言葉にできない思いを伝えるコミュニケーションツールとして、何気ない日常の中で気軽に花を使ってもらえたら」と岡林さん。特別な日のギフトはもちろん、日常使いにも。

ワンポイント「気軽に花を贈ろう!」

ワンポイント
「貰って嬉しくないことはないきね」。大切な人に、お世話になっている人に、お花をもっと身近に、気軽に贈ってみよう。きっとたくさんの笑顔が生まれるはず。