マイスターに聞く 世界も認める高知の花の底力〜中村 慶吾さん〜

日本全国で、そして世界で愛されている高知の花。 非常に高い評価を得ているその背景には、 花への情熱にあふれた生産者や流通業者の存在がある。


高知のユリ業界を支えるグローバルな球根の世界


高知県が全国でも有数のユリの産地であることをご存知だろうか。県内では、テッポウユリやオリエンタルユリのカサブランカをはじめ、毎年200種類以上のユリが栽培されており、出荷量は全国2位。

近年では世界的に需要の高い八重咲きのユリや、無花粉のユリなどの新しい品種の栽培も始まっている。そんなユリ王国高知を下支えしてきたのが、戦後期から続くユリ専門の球根会社「中村農園」だ。

品種改良の最前線であるオランダなど、海外に出向いては球根を輸入。改良された品種はもちろん、まだ名前のない有望品種まで、年間500品種以上の実証試験を行い、日本の風土や流行にあったユリを選別し、生産者のもとへ届けてきた。「ユリの品種改良は海外が最前線。

今も昔も球根の世界では常にグローバルな取引が行われています。世界から日本の農家さんに、役に立つユリの球根をお届けしたい」。3代目を務める中村さんは使命感を燃やす。