のんびりゴトゴト
景色も名所寄り道も楽しもう!
日々の生活の中での利用をはじめ、ちょっとしたお出かけにも便利な路面電車。高知県民はもちろん、観光客にもたくさん利用してほしいと、改めてその便利さや楽しさをお伝えすべく、小さなとさでん旅へ出発。
体験した水野さんは、学生時代こそ頻繁に路面電車を利用していたものの、社会人になってからは車利用がメインに。しかし今回、久しぶりに路面電車に乗ってみると、普段見慣れた景色が新鮮に見えたり、車窓から高知の名所がたくさん見えたりと、新たな発見もたくさん。
「懐かしさと新しさ、両方の気分を味わえました」と楽しんだ様子。
電車から見える高知の名所や
街の景色を楽しもう♪
高知駅→鏡川橋
旅のはじまりは「高知駅前」。高知駅南口を出てすぐの正面に停留場があり、屋根続きなので雨の日も安心。
乗り換えをする「はりまや橋」を目指して「桟橋通五丁目」行きの電車に乗る。「学生時代はこの路線によく乗ってました!」
電車に揺られること数分。窓の外に見えるのははりまや橋。道路や歩道からではなく、電車から見ると何だか新鮮。
はりまや橋の反対側にはからくり時計が。音楽が流れてからくりが動き出す、ちょうどのタイミングに遭遇!
そして停留場の「はりまや橋」に到着。乗り換えで降車する際は、運賃200円を支払い乗換券を受け取る。
徒歩1分ほどの距離にある停留場「デンテツ・ターミナルビル前」へ移動。
停留場に移動してすぐ、「鏡川橋」行きの電車が見えてきた。
そして乗車して数分、後ろに見えて来たのは高知城。途中下車して名所観光する場合は1日乗車券が便利でおすすめ。
高知城を過ぎて数分走れば、坂本龍馬生誕地が。ここからすぐの場所に「龍馬の生まれたまち記念館」もある。
後ろの方の席に座れば線路が伸びる街中の景色をゆっくり見ることができる。
電車に乗っている間、頻繁に鳴る「次とまります」のサイン。降りる際は目的の停留場前でボタンを押す。
気づけば最後の1区間のみ貸切状態に。混み合う時間でなければまれにこんなラッキーに遭遇することも。
今回乗った電車の終点「鏡川橋」に到着。先に料金を支払っているので、乗換券を料金箱に入れるだけでOK。
「ゆっくりゴトゴト走る感じを久しぶりに体感できて楽しかったです。また高知の名所近くをたくさん通るので、観光にもピッタリですね♪」
とさでんが走る風景
こじゃんと絵になる!高知の街並みや四季の風景の中を走るとさでん。
桟橋線を走るハートラムⅡ。営業路線で全国初となった軌道敷緑化は平成14年の高知国体開催に合わせて実施された。
ブルーインパルスが空に描いた五輪の輪ととさでんを捉えた、滅多にお目にかかることのできない1枚。
大輪の花火をバックに走るとさでん。写真は鏡川河畔周辺に上がる花火と、知寄町行きの614号。
高知市大津乙の「鹿児神社(かこじんじゃ)」近くの桜並木。他にもとさでんの軌道沿いには桜スポットが点在する。
高知市上町五丁目付近に咲いたヒマワリ越しに見るとさでん。季節ごとの草花を車窓越しに眺める楽しみも。
背景に高知城が重なる絶好の撮影スポット。高知の名所や景色の中に自然に溶け込む風景もまた素敵。