いの町の中山間地区にあり、現在は約100世帯・約180人が居住する「柳野地区」。水車びきのそば粉を使ったそばがきが名物で、かつては集落のあちこちに水車があったという。だが、時代とともにその数も激減。それと並行するように、集落住人同士の交流も減っていたという。そんな状況を打破すべく、平成8年に「明るい柳野を創る会」を創設、さらに平成17年には集落活動センター柳野の拠点の一つにもなっている「ふれあいの里 柳野」が完成! 地元住民の交流場所としてはもちろん、自慢の水車びきそば粉を使ったそば打ち体験や、同じく名産のこんにゃく作り体験などを実施する他、地域の人々が育てた農産物の販売や食事を提供。観光客をもてなす場としても、地域に欠かせない場所となっている。御年91歳にして地元で精力的に活動する松本さんは「ここを拠点に、集落をもっと活気ある場所にしたい!」と意気込む。その姿に、「見習いたい!」と岡さん。
集落活動センター柳野
平成14年、木ノ瀬地区にあった楽市を落札し、地元住民が協力しながら楽市の建物を解体、現在の場所に建築し直し、以来地元活動拠点の場となっている。建物の下には水車小屋を構え、こちらでひいた香り高いそば粉を販売、さらに体験用のそば粉としても使用している。体験料はそば打ち・こんにゃく作り共に1人2000円(そばは2人以上・2日前までに要予約、こんにゃくは5人以上・5日前までに要予約)。