とさぶし 第29号

(2019年12月発行)

土佐の町並みにとけ込み、気候風土に親しみながら、長きに渡り地域に愛されてきた建築物。当時の時代背景や地域性、建物の持つ使命が落とし込まれた建物は千差万別で、そこにまた、人の手が加わることによって、建物の個性が活きていく。これは、高知の人、風土、産業と共に生きて、今も尚、途絶えることなく歴史を刻み続ける「土佐の名建築」にまつわる物語。ストーリーを知ると建物から見えてくる景色も変わる。