捨てられるものに 価値を与えるものづくり

魚種ごとに異なる美しい模様が魅力のフィッシュレザー。「Ocean Leather」代表・高橋大海さんは、家業の水産加工を手伝う中で、原料の約7割が廃棄されている現状に課題を感じ、魚の皮を革製品として生かす道を模索した。大学時代に、魚の剥製づくりが陸上動物の革と同じ技法で行われていることを知ったことがきっかけで、皮の鞣(なめ)しを独学で習得。およそ1年の試行錯誤を経て、フィッシュレザーの商品化にこぎ着けたという。

「柔らかな質感に仕上げることも、匂いを抑えることも大変でした」と振り返る高橋さん。「誰もやっていないものづくりには苦労もありますが、それこそが面白さ。世界の人に喜ばれる製品を、これからも生み出していきたい」と意欲を見せる。
商品は店頭(高知県高知市弘化台19-9 興洋フリーズ株式会社の西側の建物)またはオンラインショップ(https://oceanleatherofficial.com/)で購入可能。







