それぞれの漁港で働く漁師を訪ねる「土佐清水市土佐清水港〜清水サバ〜」

お互いの漁を 支え合う漁師の絆

今年で漁師生活3年目を迎えた、田中孝太郎さん。営業職として働いていたこともあり、漁師としても「陸でも海でも人との繋がりを大切にする」ことがモットー。地元の名産、清水サバの群れをメインに狙う「立縄漁」に取り組み、この漁ならではの多様な魚種を水揚げするが、不漁が続く時期も。「大自然が相手だから、一人では限界があります。経験と情報を共有できる、漁師仲間が欠かせません」。

同じ海に出ている漁師たちからもたらされるのは、海の状況をはじめ、漁のポイントや今狙うべき魚種といった貴重な情報。漁師たちは、お互いの漁を支え合う絆で結ばれている。

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清水サバ
テグスを縦に伸ばす「立縄漁」で水揚げされる、土佐清水のゴマサバのこと。市場まで船のいけすで運ばれ、鮮度が極めて高い。

清水サバ