昭和25年~29年に製造された200形電車は、とさでん交通が保有する日本製の車両で一番古い形式。中でも最も古い201・202号車は製造から70年となり、人間でいう古希を迎えた。
山口県の「山陽電気軌道」向けとして製造されたが、昭和46年の路線全廃に伴って土佐電気鉄道が譲り受けた。700形、800形ともに外観上の差異はほとんどない。
老朽化が進んだ電車の置き換えのため、平成14年に導入された低床車両。沿線などから愛称を募り「ハートラム」と命名された。
昭和32年~39年に製造された600形は、車両数が29台と最も多い主力車両。製造が7年に渡って行われ、窓や台車などに細かい違いがあるのでよく見比べてみて。
1形(貨車)
昭和27年に自社工場で製造された木造の車体を持つ工事用電動貨車。現在は主にイベント告知などに利用、よさこい期間中は花電車としても人気。
昭和56年に製造され、同年12月より営業運転を開始。前面窓が1枚窓になっているのも特徴のひとつ。
車体の老朽化が進んだ200形電車の代わりに新造された2000形。2001号車は行き先の表示が字幕式なのが特徴。
外国電車
※イベント時や貸切電車として運行
昭和22年にイギリスで製造され、ポルトガル市電でリスボン市を走っていたボギー車。高知にやって来たのは平成2年。
昭和24年に製造され、オーストリアのグラーツ市を走っていたクラシック電車。平成5年から高知の街を走っている。
昭和14年に製造され、昭和60年までノルウェー ・オスロ市内を走っていた。現在この車両は世界に3台しか残っておらず平成4年より高知で走っている。