高知城歴史博物館で 土佐藩・山内家の リアルに触れる
江戸時代・武家文化の姿がここに 土佐の歴史を発見できる史料の数々
土佐藩主だった山内家には、江戸時代の書状や絵巻をはじめ、美術品や工芸品など、およそ6万7千点もの高知ゆかりの史料が残されている。それらを保存・継承している「高知城歴史博物館」には、高知城を訪れる観光客はもちろん、実は県外からの修学旅行生も多く訪れている。高知市の市街地には武家文化の足跡がわかりやすく残されているため、 山内家伝来の史料とあわせて、江戸時代の伝統文化を学ぶにはうってつけの場所として全国から注目されているという。高知城歴史博物館は、土佐藩の歴史を通じて、日本の江戸時代のリアルな暮らしを垣間見ることができる場所なのだ。土佐国の絵地図に圧倒される導入展示室や総合展示室にある実物の資料は、季節や話題にあわせて60日を目安に入れ替えられるため、何度訪れても発見があるはず。
現在のまちで江戸時代の歴史散策をしたら、お城の目の前にある高知城歴史博物館で、山内家に伝わってきた当時の本物の資料に触れてみよう。実物の資料に、江戸時代のリアルな暮らしを感じてみて。
高知の城下町の暮らしが 垣間見える
現在の県立文学館の辺りにあった「藤並神社」を伝える絵巻。山内一豊らを祀った神社で、祭礼行列が城下を練り歩いた。