土佐の技 温故知新【花雑貨】 「奥田二美さん」

日々の暮らしに癒しを演出するフラワー作家

高知県出身のフラワー作家であるff .me__ owの奥田ニ美さんが手掛けるのは、ドライフラワーを中心としたリースやブーケ、コサージュといった色彩豊かなフラワーアレンジメント。「おうち空間で花や思い出を長く楽しんでもらえたら」と、花の美しさに加えて、時間の経過とともに変化していく、色の移ろいや香りを感じられるように、ひとエ夫。

一度作った作品は、ドライフラワーにすることで長い年月、生活空間に彩りや癒しを与えてくれる。作品作りのきっかけは、小学生の娘が木曜市で買ってきてくれた一輪の花。

娘からもらったはじめてのプレゼントを、思い出とともにカタチにして残したいと、手掛けたドライフラワー作り。そこで、心を癒された体験が、今の作品作りの原点となっている。

インスタグラムより作品販売やワークショップを受付けており、祝い事など相手の要望に沿ったアレンジメントを制作している。

土佐の技を体験 ワカモノ副音声

体験者/つかはら夫婦(YouTube「つかはら夫婦」で検索!)

実際にリース作りを体験してみた!

2人が体験するのは、春の草花を使ったリース作り。まずは、リースの土台作りから。土台にワイヤーを巻きつけたら、ユーカリやミモザなどの花材を小さなブーケのように束ねながら留めていく。

動きのあるリースにするため、さまざまな種類の花材をテンポ良く取り入れてアクセントをつける。「リース全体が一つの流れになるように考えながら、花材の配置を決めることが大切」と指導を受けながら、作業を続けること2時間。「完成したリースからは草花の爽やかな香りが漂っていて、これから少しずつドライリースになっていく過程も楽しみ!」と、つかはら夫婦。

「ff.mellow」では、リースのほか、スワッグやブーケ作りなどのワークショップも体験できる。

直径15cmほどのリースの土台。ここへ丁寧にワイヤーを巻き付けながら、リースを作っていく。

自分の作りたいリースのイメージに合わせ、奥田さんからアドバイスをもらいながら、花材を選定する。

選んだ花材をワイヤーで巻きつけて固定する。しっかり留めないと形が崩れてしまうため、想像以上に指先の力が必要。

ふわふわと可憐なミモザが広がる、彩り鮮やかな春のナチュラルリースの完成。体験思い出と共に飾ることができる。