美しい山々が連なる津野町。ここには、地元の人たちの楽しそうな声が聞こえてくる集落活動センター「奥四万十の郷」がある。この施設の中でひときわ賑わいを見せているのは「農家食堂cafeイチョウノキ」。土・日・祝のみの営業だが、ひと月に450人程が訪れるほどの人気ぶり。地元のおばちゃん達が作る「田舎のランチ」は、町内の山菜などを使用していて絶品だ。「ここで働いている私達が月に1度、交代で店長になったり、自分達も楽しみながら働けるような仕組みにしています」と微笑むおばちゃん達に、「年配の方だけではなく、若者がもっと来てくれるような居場所にしていきたい。町内外の人々に愛されるような場所にするには、まずはお母さん方の温かい人情に触れて欲しい。お母さん方の頑張りがあってこそ成り立ってきたから」と語る運営管理の嶋本さん。そんな地元愛と人情に触れた岡さん、田舎料理にお腹もほっこり満たされた。
