汗見川 〜 集落を訪ねて 現役女子大生がゆく 〜

ここは四国のまんなか、本山町。訪れたのは、透き通った水に山々の美しい緑が映える「清流館」。汗見川集落の方々が気さくな笑顔で出迎えてくれた。薦められるがままに、そば打ちとピザ焼きを体験することに。「そば打ちで使うそば粉は種から全部ここで作ったものやきねぇ」と地元のおばちゃん達。そばの原料を一から作るなんて想像すらしたこともない岡さんにとっては新境地。ピザには地元で採れたいたどりや筍をトッピングするという選択に、目からウロコの表情を浮かべる場面も。「長年、地域でやってきた活動を磨いて、体験として伝えてね、人が来てくれたらと、そばやピザ体験をやっています。そしたら若い人達が来てくれだしてうれしい…」とおばちゃん達と会話しながらの田舎体験。汗見川で代々培われてきた昔ながらの食文化に触れ、改めて地産地消の面白さを感じ、「休校となった小学校や地元の作物を最大限に活かして経済に繋げているのに興味をひかれた」と満足げに帰途に着いた。

小学校の面影を残したままの教室や理科室、音楽室などが、宿泊部屋や浴室、自炊室になっているところが面白い。廊下には、歴代の校長先生の写真がズラリと飾ってあり、小学校の歴史を感じられる。
汗見川活性化推進委員会/野尻萌生さん