新しいことに挑戦できる場所 仲間の存在も心強い

「いの町に来て本当によかった」と話す浮木大智さん。自身が愛するコーヒーを旗印に、日曜市への出店や、県内のコーヒー店とコラボイベントを開催するなど、いの町を拠点に多彩なフィールドで活躍している。仁淀川流域には新しいことに挑戦する若者が多く、応援する意味も込めて店内には近隣市町村の地域おこし協力隊が作った商品や作品を並べている。

「高知の人はすぐに仲良くなれるし、受け入れてくれる。新しいことを始めやすい環境だと思います」と浮木さん。人と話すことが好きで、会話が弾みすぎるあまり、お代をもらい忘れることもあるという、そんな一面もチャームポイントだ。コーヒー片手に会話が弾み、そこからまた新しいことへつながっていく。そんな可能性に満ちた場所だった。

おしゃべりな店主が淹れるコーヒーで、人とつながる
「コーヒーがあると会話が弾む気がします」とコーヒーの魅力を語る浮木さん。「UKIKI COFFEE」の店内では、カウンター席で隣になった人同士が仲良くなったり、「相性が良さそうな知り合いがいたら間に入ってつなげちゃう。その後一緒に仕事をしていると聞いた時は驚きました」なんてエピソードも。コーヒーをきっかけに人と人とがつながる、おしゃべりな店主が作り出す素敵な空間が広がっていた。