親子の飽くなき挑戦が実ったまるで宝石のような希少果実

南国土佐の土壌が育む初夏の味。

高知の初夏を彩る果物は、「南国土佐」と称されるほ

どの温暖な気候に恵まれた風土と、

飽くなき挑戦を続ける高知人の情熱によって育まれる。

とさぶし47-ライチ①

安芸(あき)市の清流・伊尾木川のほとりに位置する「岡宗農園」。

こちらの農園で育つライチは、爽やかな甘味と酸味が特徴で、瑞々しく透明感のある果肉はまるで宝石のよう。もともと花木の苗木を扱う農園だったが、父・信明さんが知人から相談を受け、苗木を購入したことをきっかけに平成23年からマンゴーなどの果樹栽培がスタート。

とさぶし47-ライチ③

その視察先として訪れたタイで口にしたライチの味に感動し、栽培を決意。苗木すら入手困難で手探り状態の日々が続いたが、粘り強く研究を進め、農園での栽培に適したジャカパット種に出会う。父の苦労を目の当たりにしてきたからこそ、息子の俊介さんは農園の経理や販路拡大に力を入れている。

とさぶし47-ライチ④

「ライチの魅力を伝えることはもちろん、新しい楽しみ方を飲食店の方々と協力しながら提案していきたい」と笑顔で話してくれた。

とさぶし47-ライチ⑤

ライチをはじめ、マンゴーや小夏など多彩な果樹栽培を手がける。直営複合施設「メリーガーデン」では、カフェやワークショップなど多様に展開。