今回のテーマ/市で仕入れた材料をアスリートご飯に!
こう見えてなんと55歳! 若々しさの秘訣は「食」という アスリートフードマイスターの山本さんが 火曜市で仕入れた食材をもとに作る アスリートご飯のレシピをご紹介!
路の上に店を出す 独特のスタイルの市は 近隣住民の台所的存在
昭和42年から現在の場所で開かれている「火曜市」は、道路沿いを流れる水路の上に戸板を渡してその上に店を出すという、他の市にはない独特のスタイルが特徴。この日は約25店舗が出店していたが、お店の人と近隣からやって来る常連さんとの会話が街路にこだましていた。「昔ほど店は多くないけど、こうやって掛け合いをしながら買い物を楽しめるのは変わっていない」と語る山本さん。「火曜市に出ている野菜や果物は新鮮で種類も豊富、かつ大きくて安い! 毎日大量にご飯を作るので、ありがたいですね」と食材を吟味する姿も嬉しそう。自宅で作った農作物を販売するお店以外にも、麺と自家製のダシ、天ぷらなどを並べる一栁さんや仕入れた茶葉に火入れして提供する眞鍋さんをはじめ、干物やお花、お寿司やお餅などの加工品など様々な商品が並ぶのも火曜市ならではだ。
火曜市で揃えた食材で アスリートご飯に! 運動しない人もぜひ
全ての店舗を巡りながら、購入した食材は20種類以上。「同じ栄養素でも色んな食材から摂取することが大事です。また、バランスも彩りも良く仕上げて、ワクワクしながら食べるのが身体にもメンタルにも最高ですね」。火曜市の食材に加え、「定期的に提供してもらっている」という大野見七面鳥のミンチなども使用。「七面鳥は他のお肉に比べて高タンパク低脂肪かつ鉄分が多いので、鉄分が不足しがちなサッカー選手には欠かせません」。こうして出来上がったのは、栄養満点かつ疲労回復や怪我の予防にもつながる5種類の料理。「食べたもので自分の細胞は作られます。良い食事はアスリートだけでなく、健康と美容のためには誰にでも大切なこと。難しく考える必要はなくて、旬のものを彩りよく食べることを心がければOK。栄養満点な高知家の旬の食材を、笑って会話を楽しみながら火曜市で揃えてみて下さい!」。
細胞が喜ぶご飯!「免疫力UP④色丼」
材料
麦味噌…150g
大豆…25g
黒砂糖(三温糖)…大さじ2杯
かつお菜…150g
塩コショー…少々
くるみ…適量
自然薯…100g
白だし…大さじ1杯
しらす…25g
卵…1個
すりごま…適量
オリーブオイル…適量
手順1
日本のスーパーフード発酵食品「みそ」。今回は麦味噌と湯がいて潰した大豆、黒砂糖を合わせる。
手順2
塩コショーで味付けしながら、オリーブオイルで食感が残る程度にかつお菜を炒めて、健康食のくるみを合わせる。
手順3
酸化を防ぐため、盛り付け直前に自然薯をフードプロセッサーでとろろ状に。白だしも合わせる。
手順4
しらすを含めた具材をご飯に乗せて、卵(白身の良質なタンパク質も一緒に)やすりごまをかければ完成!