今回のテーマ/市の歴史に触れて 地元懐かしの 田舎寿司!
物部川流域で生きる人々の生活市 「土佐山田 平成日曜市」。 かつての盛り上がりを感じながら 老舗仕出し屋さんの地元寿司を味わう!
かつては身動きも とれないほど盛り上がった もう一つの日曜市
土佐山田の平成日曜市は、高知市から東へ車で約30分ほどの距離にある香美市土佐山田町で、50年以上にわたって続けられてきた曜日市。広々とした物部川流域で生きる生産者や地域住民の生活市として、かつては高知市の日曜市にもおとらぬほどの活気と賑わいをみせていた。出店者組合で現在理事長を務める吉岡光洋さんは、「20年ほど前の最盛期には、出店者は150店以上で、来場者も1日で2000人は超えてたね。あんまり人が多いき、会場で身動きがとれんかった。トイレも行けんくらいやった」と、当時を振り返る。現在の出店者は21店。地域の高齢化に伴い減少しているが、それでも、半生とも言えるほどの長い時間を共に過ごしてきた売り手と買い手がともに生きる温かいコミュニティとして、今日も続いている。
受け継がれていく市は 新たにやってきた人達や 若い学生が活躍する場
そんな土佐山田の日曜市も、先代からお店を受け継いだり、あるいは移住でこの地に新たにやってきたりした新しい人達によって、その歴史が続けられている。土佐山田町には高知工科大学があるため県内外から若者も多く訪れており、「日曜市活性化サークル」に所属する大学生の坂田くんは、「いろいろな学生サークルが参加するイベント「おはまる市」で、今年も市を盛り上げます!」と元気に話す。高知商業高校の生徒たちも、この地域で問題になっている獣害を解決するため、地元産のジビエを用いた商品を販売しながら、「若者のパワーで笑顔になってほしい!」と、とっても元気。土佐山田の日曜市は、長い歴史を持つ地域コミュニティであり、志ある若者の活躍の場でもある。が溢れている。
地元民が懐かしがる!「姫いち寿司」
材料
ヒメイチ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6匹
しょうが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g
ゆず酢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g
お米・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1合
砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ一杯
塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ一杯
ごま・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
手順1
白米を炊き上げたら、ゆず・しょうがをふりかけて合わせ、すし飯をつくる。
手順2
ヒメイチにうす塩をふりかけて1時間ほど置き、臭みを取る。その後、塩を洗い流し、魚をおろして下準備をする。
手順3
骨を抜くなどの下準備ができたヒメイチを、さらにお酢につけて5分ほど置く。この一手間でヒメイチ本来の風味を出す。
手順4
すし飯と下準備をしたヒメイチでお寿司を握り、完成!