地域への愛着を強く持つ住民が多いという梼原町の越知面地区。今回取材に応じてくれた集落活動センター「おちめん」所属の婦人部「チームシルク」の面々を見れば、それも納得。おちめんが運営する宿泊施設「遊友館」の一角にて、カフェ「くわの実」の営業や地元の素材を使った加工品の開発・製造・販売を主に担当。クワの葉や味噌などを盛り込んだシフォンケーキは、全国から多くの注文を集める人気商品となっている。また、遊友館は炭窯も構えており、炭焼きのワークショップや自分たちで作った炭を使ってのバーベキューなどを実施。当初は地元で合宿などを行う学生の宿泊利用がほとんどだったが、今では一般客も増えてきたという。また、耕作放棄地を整備する集落営農や地域の見回りなど、地元を守る大きな役割も担う。代表の瀬戸口さんをはじめ、チームシルクの面々と共にシフォンケーキ作りを体験した岡さん。「元気いっぱいな皆さんにパワーをもらいました!」。
集落活動センターげいせい
「小さくても元気で輝くむら」を目指すために、保育園だった場所を活用して平成28年3月に開所された集落活動センター。現在は42名ものメンバーが在籍しており、毎週木曜日にしきみやサトウキビ畑の世話やかっぱ市へ収穫物の出品、さらに竹や木の伐採作業を実施。また、第2・4金曜日に女性を中心に黒糖を使ったお菓子の開発や製造などを行っている。なお、村外の方でも各作業への参加もできるので、体験を希望する人はセンターに連絡を。