集落活動センターといえば、基本的には市町村内のいくつかの地域がまとまって設立するのに対し、「集落活動センターげいせい」は芸西村全体で設立した、県内でも珍しい「一村一集落活動センター」。まずは地域それぞれの要望や意見をまとめるために、役場と協力して各地域の元気な人をメンバーに引き入れることに注力。集まったメンバーで地元を良くする方法を話し合い、耕作放棄地を利用したしきみとサトウキビの栽培と竹害に苦しむ竹林の整備、さらにサトウキビから作られる地元名産の白玉糖(黒糖)などを使った「加工品の開発」を目標に掲げた。それから約3年、今ではしきみ園7反、サトウキビ畑2反、さらにケーキや焼き菓子などさまざまな商品を開発・販売するまでに。会長の清岡さんは「県内でも有数の『元気な集落活動センター』だと自負しています」と胸を張る。「確かに皆さんワイワイと楽しそう。応援したくなりますね」と岡さんも感銘を受けた。
集落活動センターげいせい
「小さくても元気で輝くむら」を目指すために、保育園だった場所を活用して平成28年3月に開所された集落活動センター。現在は42名ものメンバーが在籍しており、毎週木曜日にしきみやサトウキビ畑の世話やかっぱ市へ収穫物の出品、さらに竹や木の伐採作業を実施。また、第2・4金曜日に女性を中心に黒糖を使ったお菓子の開発や製造などを行っている。なお、村外の方でも各作業への参加もできるので、体験を希望する人はセンターに連絡を。