ソウダガツオの漁獲量の減少や、漁師の高齢化と担い手不足など、土佐清水の宗田節を取り巻く環境は決して良好とはいえない。それでも、町には節を燻す煙が毎日のように立ち上がり、「土佐清水といえば宗田節」というイメージも定着してきた。
そんな現状を見て「土佐清水が誇るこの宗田節を新しい形にして残していこう」と考案されたのが「スープブロス」。風が吹けば舞い上がるほど細かい粉になるまで宗田節を粉砕し、手作業を交えた独自製法で固形型のキューブに。お湯を注げば簡単和風だしスープができあがり、まるで削り節でだしをとったような、宗田節ならではの強いうま味が楽しめる。
「土佐清水が誇る伝統文化を若い人にも繋いでいきたいと思い、いかに気軽に簡単に使えるかにこだわって作りました。これからもチャレンジを続けていきたいです」。
器に入れて熱いお湯を注げば
すぐできる！
うどん、煮物、おでんなど和食にはもちろん、カレーやパスタに入れてもおいしい、まさに万能だし。宗田節の豊かな香りが存在感抜群。
