Posted on 2014.03.24

アゲアゲ天国 Vol.6

佐川の地乳(ぢちち)

町で育った牛の乳を、家や商店、学校に配る。
地域にこだわり、100年続く牛乳屋がある。

 吉本乳業は1916年に「吉本牧場」として創業した。家族で牛を飼い、搾乳から宅配までしていたが、町に酪農家が増えたこともあり、製乳と販売に特化していった。
 生乳の仕入れ先は、10頭〜40頭の乳牛を飼う小規模酪農家4軒のみ。4代目の吉本剛さん(50)によると、「規模が小さいほど、乳質や脂肪分が高いように思います。牛舎に藁をしいたり、自家製の飼料を与えたり、牛のケアがきめ細かくできる」。牛乳本来の風味が残るよう85℃で15分、ゆっくり殺菌する。

 高知県内の乳業メーカーは、南国市のひまわり乳業、室戸市の高田乳業、そして佐川町の吉本乳業の3社のみ。牛乳の消費量は年々減少する上、飼料代や製造コストは上昇を続け、牛乳はピンチだ。
 特徴を伝えようと2010年に「地乳(ぢちち)」ブランドを掲げ、パッケージをリニューアルした。町内の企業やグループがこの地乳を使ったパンやアイスクリーム、プリンなど次々と新商品を開発している。
 ごく、ごく、ぷはぁ〜。地乳を飲み干すと、どこからか元気が湧いてくる。


「昼と夜、毎日牛乳を飲む」という吉本駿くん(10)。 一度に1ℓの牛乳を飲んだこともある。 吉本牛乳は、高知県内のスーパーマーケットで販売。瓶入り牛乳は宅配のみのレアパッケージ。

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