Posted on 2013.12.24

戦国元親くん

第5話 人を見込む

いち早く土佐を統一した元親は、すでに四国最大の武将になっていた。世は、足利氏の室町幕府が滅び、織田信長が天下統一へ突き進もうとしていた。元親は、四国を、そして畿内を見据えていた。

①四国平定に向かう元親にとって、阿波北部大西(現・阿波池田)は要の地と思われた。その地・池田城の領主は、大西覚養。戦わずに味方に引き入れたい元親は、覚養に降伏を勧める手紙を書いた。


空白区切り

②大西覚養は家臣から慕われていた弟・七郎兵衛を人質に差し出し、降伏した。


空白区切り

③七郎兵衛の武者ぶり、男ぶりは池田でも評判であったが、岡豊での生活でも、元親に、その家臣に、信頼を高めていった。


空白区切り

④大西覚養は阿波の国主・三好長治に促され、三好方についた。


空白区切り

⑤元親は、七郎兵衛を呼び出し、決定を下した。


空白区切り

⑥池田城を落とす先鋒を務めた七郎兵衛。元親から馬路城を与えられ、大西上野介と改名し、阿波西北部・讃岐西部・伊予東部を次々と手中に収める武勲をあげた。

あき

人質上がりの七郎兵衛であったが、「武士道は己を知る者のために死す」を地でいくような活躍だった。敵を味方につけ、その力を最大限引き出した元親は、四国の中央部を押さえることに成功した。


「現代語訳 土佐物語━四国の勇士の戦国記━」中島重勝 妙訳(南の風社刊)より 画:マツモトナツミ

  • share
  • tweet

Tag

トップページへ