Posted on 2013.09.24

OH縁メッセージ vol.04

まるで外国を旅しているよう

小説家 小川糸(1973年・山形県出身 )

あき

 ちっちゃな町が好きで、路面電車に乗って赤岡を目指しました。町並みを歩くと、子どもたちが「こんにちは」と声をかけてくれたり、着物を着た男性がさっと現れて町を案内してくれたり、情緒がある。絵金の微細さ、フラフのダイナミックさ、そして、その色彩感覚に驚きました。  

  その一方、高知市内はお店や若い人が洗練されていて、おしゃれ。若い女の人がやっているお店がたくさんあり、とっても羨ましい。大都市に行く必要はないんじゃないかな。  

 高知は、海にばあーんっと開いて、世界を見てるんでしょうね。いろんなものを気前よく受け入れて、文化が成り立っていると感じました。

あき


着物雑誌『七緒』の取材で2013年4月に初めて高知を訪れた糸さん。いつか高知が小説の舞台になる時が来るかも?!

 



——高知のどんなところに異国を感じたんですか? 
高知は、海も近ければ、山もあって、食べ物が多くって。ウツボの唐揚げとか、煮凝りとか、不思議なものがいっぱいあって、日本じゃないみたい。アジアの国に旅行してるような、そんな新鮮さがあったんです。

——思い出に残っている味はありますか? 
赤岡で食べた「ちりめんおこげ」です。どろめのお汁に、揚げた焼きおにぎりみたいなのを入れて食べました。シンプルなのに、すごく奥深くって。新鮮でたくさん獲れないとできない、贅沢な食べ方でした。食べものがおいしくって、お酒がおいしくって、人が本当陽気で、なんか風通しがすごく良い感じがして。高知はすごく魅力的でしたね。 私は東北の生まれなので、カルチャーショックを受けました。こんなところに、こんなすごいところがあったのかと驚きました。 

——ご出身の山形県と比べると? 
日本海側と太平洋側の雰囲気は全然違うし、あと、お酒の飲み方にビックリしました。相手を酔い潰すのが、一番のおもてなしっていうのは、ほんとにそうなんですか?

——そうとも言えます(笑) 
自分だったらほどほどにしてあげようとか、酒は飲んでも飲まれるなとか、そんなふうに思っていたのが、ひっくりかえされました。 

——他に高知で気に入ったものはありましたか? 
私はいつも、柚酢(柚の絞り汁)を馬路村から取り寄せてるんですよ。ポテトサラダとか、寿司飯とか、お酢の代わりに使っているんですが、絶対に欠かせないものです。秋になると柚の実を取り寄せて、柚子茶を作るのも楽しいですね。 

——高知のゆずを愛用されていたんですね!? 
7、8年になりますかね。柚が大好きなので。化粧水とか石けんとか、いろいろ使っています。特に、エッセンシャルオイルは、すごくいい。たとえば冬に、ちょこっと外出するときに付けたりもします。本物の柚のエキスなので、嫌な気にならないし、料理屋さんとかでも大丈夫ですし。すごく愛用しているんですよ。今度は、ゆずの村にも行ってみたいですね。 

——糸さん、ありがとうございました! 

  • share
  • tweet

Tag

トップページへ