Posted on 2017.12.24

関連企画 その2

自分らしさを演出
とっておきアイテム

高知のお店や職人が手掛けたこだわりのアイテムがある。
そのこだわりは身につけた人の暮らしを支え、個性を光らせる。
日々愛用する人に、装いに込める思いや楽しさを聞いてみました。

 

地元愛が湧いてくるブルーアイテム
愛用者 川田 勇さん(38)[炭遊]


  今日は全身藍(あい)でキメてみました。Tシャツとアクセサリーは地元の後輩が手掛けるRiddim(リディム)オリジナル商品で、パーカーとスニーカーは自分のお気に入りを染めてもらったものです。
 最初に買ったアイテムは、ターコイズの石がついたマクラメ編みのアクセサリー。イベントで一目惚れして、お守りのように出かける時は必ず身につけるようになりました。藍って濃い色のイメージがありましたが、「こんな淡い色も出るよ」って濃淡を見せてもらったら、「え〜やん!」。で、パーカーは淡い藍染めにしてもらいました。着ていると「それって藍?」って声をかけてもえらえるし、「いい色〜!」って褒めてくれてうれしい。スタイルに遊び心も追加できるし、やさしい気分になってきます。


 4年ほど前、備長炭の窯を造って独立しました。藍染めには灰が欠かせないと聞いて、自分が焼いた備長炭の灰を提供しています。室戸で育った藍と自分が作る灰を使った職人の手による藍染めのアイテムは、実は室戸ならでは。地元を誇りに思う気持ちが湧いてくるんです。

 


藍染ネックレス

藍染マスク

 


Riddim Blue
中内洋介さんの藍染めブランド。室戸で藍を自然栽培し、収穫した藍を発酵させて藍染めした衣類や雑貨を販売している。マスクや産着なども人気。妻の那津子さんは.pina.のブランドで藍のアクセサリーを手作りしている。Tシャツやスニーカーなど持ち込み商品の染めや、体験プログラムもある。

室戸市室津931/TEL 080-5529-5559/不定休(要予約)
Instagram riddimblue

 

 

異国の匂い漂う野良着と普段着
愛用者 大宮 雅代さん(40)[フルヤジオーガニックス]


夫の共(とも)さんのデニムはmonchoブランドの新作・ワークパンツ風デニム。

 オーガニックマーケットに出店し始めた10年ほど前、同じく出店していたtago-mago(タゴマゴ)の服に出あいました。ズボンはお腹のところにいろんな国の布で切り替えがあっておもしろいし、ワンピースはボタンやビーズが民族調ですごくかわいい。学生時代から海外の文化に触れることが好きだったので、海外経験豊富な店主の遊び心が散りばめられた洋服の虜(とりこ)になりました。コテコテではないエスニックなので、畑や街路市など高知の風景にも馴染みます。身につけるととても楽で、夏は1枚で、冬は重ね着して、と年中着回しています。服をたくさん持たなくてもよく、流行(はや)り廃(すた)りのない自分の暮らしに合ったスタイルに変わりました。


 私たちは小麦やお米、野菜を育てて、お菓子や調味料にして日曜市で販売しています。野菜がおいしいのは、土の力があるから。その土をなるべく汚したくないという思いは、食のイベントを開いたり、環境に優しい洗剤を扱うtago-magoさんと一緒。仲間が作る服だからこそ、大切にずっと着ていたいと思います。

 


TAGO-MAGO
TAGO-MAGO
公文努さんと英理さんが2人で作る洋服と、国内外から集めたフェアトレードの雑貨や調理器具など、ジャンルミックスの品揃えが特徴。今春からアウトドアラインのmonchoもスタート。日常にも山や海などのフィールドにも合う服作りをしている。

高知市鷹匠町2丁目2-20/TEL 088-874-4152/営業時間 11:00〜19:00(不定休)
instagram:tagomagomoncho  Facebook:Tago-Mago

 

 

いろんな自分を表現できるワンピース
愛用者 南部 直美さん(34)[歯科衛生士]


休みの日、女の子と遊ぶ時こそおしゃれに磨きをかけたい。

 普段、職場では制服を着ているので、休みの日は自分の好きな服を着たいと思っています。ジャンルにとらわれず、その時に好きなファッションを楽しむ、が私流です。
 職場の近くにできたブティックディセットはかわいいものがいっぱいで、店主もこだわりの強い高知の女性の気質に合わせながら服作りをしています。何度か通ううちにセミオーダーもできると聞いて、この白いリネンのワンピースを思い切って選びました。店主がデザインした基本の型を試着して、袖の長さや襟ぐりを調整して私のためだけに作ってくれるので、着ると自然にフィットします。シンプルなので、アクセサリーを変えると、ナチュラルにもエスニック風にもなって、意外に着回しが効き、お気に入りの1着になりました。
 四季折々の風景を楽しむことが好きなので、休みの日、お天気がいいとよくお弁当を持って池公園にピクニックに出かけます。気の置けない女友達とわいわいおしゃべりする女子会ですね。このワンピースをメインに、乙女でナチュラルなコーディネートをするとテンションが上がります。普段とは違う自分の一面を素直に表現することで、リフレッシュにつながるんだと思います。

 


17 ディセット
渡辺稲子さんが手掛けるオリジナルの洋服ticの他、セレクトしたアイテムが並ぶ。ワンピース、ブラウス、ベスト、パンツ、スカート、帽子など、20種ほどのセミオーダーも受けている。高校時代、センス抜群のブティックの店員さんに出会って、自身もアパレルの道へ。店主になった今も、その人の個性に合ったトータルコーディネートできる人を目指している。お店の名前にはおしゃれに目覚めた「17」歳の頃の気持ちを込めた。

吾川郡いの町1569/TEL 088-879-1540/営業時間 9:00〜18:00(火曜定休)/Facebook ブティック ディセット

 

 

人生を変えたエプロン
愛用者 桑幡 あかりさん(22)[藍と生]


柿渋の風合いは生成りのベストや藍のスカートとよく合う。

 「神戸のフリースクールに通っていた17歳の頃、行きつけのカフェギャラリーの店長さんが着けていたエプロンに目を奪われました。柿渋染めの自然な色の風合いに、使い込まれてボロボロになった感じもかっこいい。ハンドメイドってありきたりな感じがして苦手だったんですが、それは手仕事と洗練の塩梅(あんばい)が最高でした。アルバイトをして念願叶って手に入れ、きゅっと腰に巻くとピシッと背筋が伸びる気持ちがしました。最初のパリッとした感じが、だんだんくたくたになり、自分の生活が染み込んできて、仕事着というか、まるで一張羅(いっちょうら)。イベントでユルクルの小川いずみさんにお会いしたときは、タフで凜としているのに、お茶目な一面もある人柄に惚れました。


 縁あって、18歳で高知に移住しました。神戸では対人関係に不安がありましたが、今は周りの人たちに助けられ、自然と人と付き合えるようになり、自分のやりたいことも見えてきました。去年の春から「藍(あい)と生(き)」という屋号で藍染めと生成(きな)りの布を使った洋服作りをしています。
 大事にしていることは、丈夫で動きやすく、汚れてもかっこいい服。藍と生成りは青とクリーム色なので、柿渋の茶色もすごくよく合うんです。高知で自分の好きなことを伸ばしていきたい。そう思うのも、あの時、ユルクルのエプロンに出あったからだと思います。

 



ユルクル
ゆるく、いい循環をコンセプトに、「柿渋染めリネン」を手掛ける小川いずみさんと弘瀬剛敏さんのユニット。土佐清水市津呂地区の工房でリネンを柿渋染めし、太陽の光、海風に当てて乾かす、を繰り返し約1か月。仕上がった柿渋リネンは、エプロンやバッグ、コーヒーフィルターなどに縫い上げている。

土佐清水市津呂26-1  作品はHPなどで販売している。  webサイト yurukuru

 

 

ころんとかわいいお財布バッグ
愛用者 池田 真弓さん(49)   [Yumoka]


 3年ほど前、Swimmy(スイミー)さんの店頭でこのバッグを見つけたんです。小銭、お札、カードに加えて、スマホや口紅など小物もすっきり収納できてとても便利。接客も会計もして、うろうろするイベント会場では、これだけあれば安心できるので働く女性にぴったり。働くスタイルや業種は違えど、これと同じバッグを提げた人を見かけると、「あ、おそろい!」ってちょっと親近感が湧いてきます。
 娘たちと一緒にお菓子作りをするうちに、趣味が高じて自宅の隣でお菓子屋さんを開くことになりました。お店は、気持ちのいい、居心地のいい雰囲気を大切にしています。もちろんお菓子もそう。食べてくれた誰かがほっとしてくれるようなお菓子を作りたい。そのためには、自分が幸せで、まあるい気持ちでいることが大事。
 このバッグのまあるい、ころんとした形は気持ちが落ち着きますね。カーキだった革の色も、ほどよく落ちて味が出てきます。ハードになりがちな革なのに予想外にかわいらしい雰囲気を醸しだしているのは、ものづくりにずっと関わってきた職人さんの手によるものだからだと思います。


 


swimmy
Swimmy
革職人の山崎早太さんのオリジナルブランドvoile(ヴォイル)のキーケースや靴など手作りの革のアイテムが並ぶ。店内には工房があり、製作過程を見ることができる。お財布バッグはcoroという財布が進化したもの。店舗では、セレクトした洋服や雑貨、作家が手掛けたアクセサリーなどを販売している。

高知市宝永町7-20-1/TEL 088-884-6601
営業時間 12:00〜19:00(水曜定休)
webサイト SAIL/swimmy

 

 

どんなシーンにも似合うメガネ
愛用者 山崎 康弘さん(33)[会社員]



 平日は測量関係の会社員、週末はバーやケーキ屋さんの店に立ち、月に2〜3回はライブもする。僕はいろいろなことに興味を持っています。
 グリッジやアンビエントと呼ばれるヒーリング系の音楽が好きで、音楽を通じて仲よくなった人が丸メガネをかけていたんです。しかも、周りを見渡したら丸メガネ率が高くなってきてて。 ファッションと音楽って共通するところがあると思うんです。たとえば、パンクバンドをやる人は丸メガネが少ないと思うし、〝渋谷系〟の代表格・小沢健二さんなんかは丸いメガネをかけていそうでしょ。
 最初はチェーン店で買ったんですが、いの町の商店街に丸メガネの専門店があるって聞いて行ってみました。よく仕事で前を通っていた場所だったので 、 まさかここが?と驚きました。
 まずは目の間の距離を測って、300本以上ある丸メガネのフレームから、僕の顔に合うものを提案してくれます。最初は大きめのフレームがいいと思っていたのですが、いろいろかけてみてこのサイズに落ち着きました。
 単純な丸で、フレームもシンプルな丸メガネ。昔ながらの伝統的な形なのに、一時、メガネ店から姿を消しつつあったようです。店の規模よりもメガネの品質にこだわり、フレーム開発に携わってきた店主の思いに共感。だから、仕事にもおしゃれにも違和感がない。毎日つけているので、もう顔の一部です。



メガネのハマヤ
浜田清さんと久美さんが営むメガネ店。ウスカルメガネ、丸メガネ、大きいメガネなど、仲間と結成した研究会のオリジナルフレームを四国で唯一扱い、県外から多くのファンが訪れる。店内のあらゆる引き出しの中に2000本のフレームが収められていて、お気に入りの1本を見つけることができる。

吾川郡いの町新町66/TEL 088-892-0171/営業時間 9:00〜19:00(木曜定休) /webサイト メガネのハマヤ

 

 

自分と一緒に育っていく靴
愛用者 福森 知香さん(35)[カフェTane.]


 展示会でこの靴を見た時、つま先のまるみの加減がすごくよくて、「これ、好き!」って一目で決めました。作り手は靴作りを生業としてきたご夫婦。一足一足、履く人のために手作りしていて、さらにこの靴は子育てする妻のためにデザインしたという話が心に響きました。
 ちょうど4年前、カフェを開く準備をしていた時、自分へのご褒美として生まれてはじめての靴オーダーです。足の長さから、幅、甲の高さ、親指の厚みやくるぶしの位置まで事細かく測ってもらって、私の足にぴったりの靴ができました。かかとが小さいのでクッションを厚めに入れてくれて、履きやすいのに脱げにくい。靴擦(ず)れは一度もありませんし、靴下1枚でも、タイツと靴下を2枚履きしても、するっと履ける。黒いのにやさしい風合いがあって、不思議とどんな服にも合うんです。


 最初はきれいでもったいなくて、お出かけ用の靴でした。でも履けば履くほど馴染んで、そのうち仕事場でも、野菜やハーブを育てている畑にも履いて行くように。今の私の暮らしにぴったり合った靴になりました。
 今年限りでカフェは閉めることになったのですが、ふと足元を見ると、初心を思い出します。来年もこの靴を履いて、新しい場所に歩き出したいなと思っています。


kino shoe works
木下藤也さんと恵さん夫婦が手掛けるセミオーダーの靴店。自分たちの暮らしに合った靴作りをコンセプトに、10種類ほどの基本の形から革の種類や色を選ぶことができる。靴の中で他の素材に比べて革は長持ちし、次第に馴染んで味が出てくる。靴の修理も請け負っていて、長く大切に靴を履く人を支えている。

宿毛市押ノ川1476/TEL 090-4618-7100
営業時間 9:00〜18:00(日曜定休)
Facebook  kino shoe works

 

 


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