Posted on 2017.12.24

関連企画 その1

高知県人はおしゃれ?


よさこい祭りが生まれた帯屋町は、高知一番のファッションの町。
昭和の時代から高知のファッションシーンを牽引してきた帯屋町の女性たちと、高知で生まれ育った20代の店員たちに、おしゃれ事情について聞いてみました。

 


 昔から高知は着物がよく売れる土地。宵越(よいご)しの金は持たねえ!という気前のよさがある。そして、着物の柄は古典かつ大胆。例えば、白地に黒の※鮫小紋(さめこもん)に、東京の人は黒い※八掛(はっかけ)をシンプルに合わせるけど、高知の人は気にせず朱赤(しゅあか)! 若い時しか着られなくても平気だし、すごく個性的。他と同質化せず、自分の生き方を持っている。ここで始まったよさこい祭りと一緒。ルールは最小限で、なんでもあり!

※鮫小紋:細かい丸を全面に染め抜いた文様
※八掛:袷(あわせ)の着物の裏につける布


Kei  有光 美代子さん

Kei 有光 美代子さん  呉服店に生まれ、結婚後、1979年に舶来雑貨の店をオープン。現在はブティック兼ギャラリーを経営。  


Kei

高知市帯屋町2丁目1-34

 

うちはいわゆる原宿系で、高校生や大学生のお客さんが多いですね。人とかぶらないことがすごく重要で、あんまりベーシックな服は売れないんです。なので個性的な服やアクセサリーを1点ずつ仕入れて並べています。大きな柄の入ったニットとか、サメ柄や目玉焼き柄のリュックサックとか。私も柄物大好きですけど、1つ採り入れるだけで個性的になりますよ。お店のトレードマークはアイバンとキャサリンという着せ替え人形。お店もめいっぱい個性を出しています。


ICE CREAM BUMP あかりさん

ICE CREAM BUMP あかりさん  松山のアパレルショップの店員を経て、2017年から同店店員。


高知市追手筋1-9-10

 

 


おしゃれって、自己表現そのもの。それでいて、明るく、陽気な高知県人は、新しもの好き。まだ誰も着ていない服でも恥ずかしいと思わない日本のファッションリーダー。「陸の孤島」と言われるくらい中央と距離があったので、その分、情報に敏感。テレビや雑誌で話題の最新ファッションを店に置くと、即売れる。だから、私たちは※おじることなく最先端のハイファッションを仕入れられる。南国高知ですから、他県に比べていち早く夏物が店に並ぶでしょ。メーカーさんからは全国展開の前に、「高知の女性の反応はどうですか?」って電話がかかってきたものよ。

ミニ土佐弁講座 ※おじる:怖がる


NIBANGAI 岡本 千恵子さん

NIBANGAI 岡本 千恵子さん  1972年、服地店の次男と結婚後、ブティックをオープン。若い女性向けの洋服を中心に現在2店舗を経営している。


NIBANGAI

高知市帯屋町2丁目2-17

 

高知県内にはハイブランドを扱う店が少ないので、古着にはまる人が多いようです。東京の人の方がおしゃれで流行に敏感と思っている人が多いようですが、高知は負けてない。特に新しいものが大好きで、TwitterやInstagramで人気の商品を紹介すると、すぐ売れる。高校生もおしゃれですよ。人と違いを出すために、珍しいものも臆せず買っていく。うちは古着がメインですが、新しいアイテムを仕入れて、お客さんを飽きさせないようにしています。


Holly wood room 米田 隼人さん

Holly wood room 米田 隼人さん  東京でファッションショーの裏方、古着店などを経験し帰郷。2017年3月に店をオープン。


Holly wood room

南国市大埇甲1716-6

 

 


高知の女性はおしゃれで、カラフルなもの、総レースのフリフリデコデコの下着もよく売れた。高知で言う「新物食い」よね。「最先端」「新作」と聞くと、すぐ飛びつく。もちろん私も、他人の意見よりも自分を信じるタイプ。隣の徳島で毛糸のパンツがよく売れたと聞こえてきても、高知は最先端のド派手な下着がよく売れた。90年代のアムラーブームの時は、胸の高さを作るブラジャーが大ヒット。女子高生もいい下着をたくさん買い求めてましたよ。


みどりや 片岡 恵子さん 

みどりや 片岡 恵子さん  ボタン店の次男と結婚後、1976年、同じ屋号で堺町に下着店をオープン。現在は帯屋町に移転し経営している。


みどりや

高知市帯屋町1丁目13-17

 

飲食店も、洋服同様“おしゃれ”は重要。うちの店は、殺風景な倉庫を半年間かけてリノベーションしました。雰囲気重視でインテリアを揃え、イルミネーションで外観をキラキラさせると、開店直後にお客さんがどっと来てくれました。料理の味はもちろん、見栄えも大事なので食器もこだわって選びました。メニューには写真やイラストを必ず添えています。派手さや、写真映えする盛り付けも必須。基本の盛り付けにプラスして、ソースや野菜などどう添えるか、スタッフ1人ひとりがオリジナルで表現しています。


Natural Farm Cafe窯蔵 中内 晴香さん

Natural Farm Cafe窯蔵 中内 晴香さん  学生時代に飲食店でアルバイトを経験し、2016年2月から窯蔵店長。店内の装飾やメニュー開発も手掛ける。


Natural Farm Cafe窯蔵

高知市葛島2-4-9

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