Posted on 2017.09.24

アゲアゲ天国 vol.16

大﨑餅店のいも餅

のし餅、あん餅、しば餅に、おまんじゅう。
老若男女が足を止め、好みの餅を求める街路市のお餅屋さん。
いも好きが指名買いする、きなこ化粧のいも餅がある。

大﨑餅店 いも餅

 


 鏡川の中流域に位置する高知市鏡大利(おおり)。水に恵まれたこの地で、大﨑智(さとし)さん(52)はお餅を製造する。「私が小さい時にはもう餅をやってましてね。農業をしていた祖父母が街路市に出て、サカキやシキビやサツマイモと一緒に、手作りのお餅を並べたんです」。徐々に評判が立ち、幼い大㟢さんが手伝うことも。成人して就農し、農業の傍ら餅を作る両親を手伝うものの多忙は極まり、30歳を過ぎた頃、とうとう農業と餅を天秤にかけた。「餅に専念しよう」。以来、街路市が休みの日も深夜1時から餅を搗き、産直やスーパーに卸す。餅米も徐々に増え、今や毎回約1俵。
 昔ながらのいも餅は、搗いた餅と蒸したサツマイモを合わせて、さらに搗く。「餅米よりも割合の多い、いも自体の味が大事」。様々な種類を試したが、水分が多いと形が整わず、甘すぎると餡と合わない。失敗を重ね、土佐紅など金時系のサツマイモに落ち着いた。
 餅が忙しくなり水田は人に貸したが、サツマイモは今も栽培する。秋になると、自ら育てたサツマイモの餅が店に並ぶ。

 

大﨑餅店のいも餅は、3個入り180円。木曜市、日曜市は七福神の看板が目印。鏡村の店やとさのさとなどの産直市、サンシャインチェーンやサニーマートの一部店舗で販売している。水曜日は餅の製造を休む。

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