Posted on 2015.09.24

アゲアゲ天国 vol.12

めでたいおやつ 玉あられ

棟上げ、神祭、結婚式、祝い事には餅を撒く。
餅好き土佐人に愛された、きね搗(づ)き餅のあられがある。

高知県人に愛された玉あられ

 「立方体に切ったお餅を炭火にかけてコロコロ、コロコロ転がすと、角が取れて真ん丸になるがです」。
 玉屋4代目の遠山君枝さん(66)は、明治中期から100年以上変わらぬ製法で、かりっと香ばしいあられを作り続けている。
 原料は南国市産のもち米。蒸して、きねで搗き、切り分けて天日に干し、土佐備長炭できつね色になるまで煎る。完成するまで丸3日。「気を緩(ゆる)めたらあられにならん、が先代の父の口癖。餅の搗き加減、干し加減、煎り加減、全て勘所を押さえないといけません」。天候や湿度に左右されず、同じあられになるまで何度も失敗を繰り返した。それから四半世紀、「カラカラと餅を煎る音で加減がわかる」ほど腕前を磨いた。
 12年前、娘の結婚式のために紅白あられに挑戦した。「着色料は使わずに、天然の材料で色をつけたい」。思案の途中に苺大福が思い浮かび、ラズベリーに行きついた。試しに果汁を抽出し、砂糖と一緒にまぶしてみると、きれいなうす紅色に染まった。
 香ばしい白いあられに、甘酸っぱい紅いあられ。紅白あわせて晴れの門出に花を添えた。

 


明治から変わらぬ味の玉あられとラズベリー味の彩あられ

玉あられは、玉屋本店(高知市土居町2-17)の他、高知大丸、西川屋、ひろめ市場のほてい茶屋、森木翠香園にて販売しています。

 

【とさぶしMAP】玉あられ製造・販売 玉屋

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