
年月を重ね 風格ただよう
アクセサリー作家だった行岡嘉美(ゆきおか このみ)さんが、ある日、日曜市の名物おじさんが作っていたような銅のかごを持ってやってきました。きちっと編まれているのに、どこかやわらかい。野菜を入れたり、パンを盛りつけてテーブルに出したり、暮らしに溶け込んでいきました。
ドアノブや水道の蛇口など、銅は古くから暮らしの中にあったもの。10円玉と同じで、初めはピカピカ光っていますが、だんだん渋い色あいになってきます。ところどころにできた緑青にさえ、愛着が湧いてきます。
あき
愛用者 武田千津さん(星ケ丘アーチヴィレッヂ マネージャー)
あき
行岡嘉美さんの手編みかごは、日曜市6丁目(ひろめ市場前)で実演販売しています。