Posted on 2013.01.24

OH縁メッセージ vol.01

がんこな大人を味方につけろ


Studio-L代表 山崎亮(1973年9月9日 愛知県生まれ)


あき

 まちづくりのお手伝いに呼ばれて、日本全国をまわる生活をしています。前例のない活動をしようとする地域の人たちに「オリジナルでいいじゃん!」と背中を押すことが多いのですが、高知の人は「これでどうじゃ〜」と、誰もやったことのないことを堂々とやって、決して怖がらない。

 坂本龍馬は28歳の時、越前・福井藩主・松平春嶽の紹介で、勝海舟に面会し弟子入りしています。当時の若者はそういう大人たちの下で動いて、世の中を変えていきました。土佐の人間には、独立独歩のがんこな面だけでなく、大人の力をうまく借りる「かわいげ」があったんだと思います。

 時代が変わろうとする今、いかに大人衆のヘルプを得るのか。土佐の若者の、かわいげな部分って結構大事だよ、と若い人たちに伝えたいですね。

あき

Q1:自分を歴史上の人物にたとえると?

山岡鉄舟。江戸城無血開城の裏で、勝海舟と西郷隆盛の間を走り回り、話をつけたという人に自身を重ねる。

Q2:山岡鉄舟ってこどんな人ですか?

鉄舟さんは、一つのことにのめりこんじゃうタイプなんですよ。書道をやるっていうと、300枚を毎日書き続ける。剣の道っていうと、ひたすら剣が強くなるために一所懸命剣を振る。女遊びだっていうと、極めるまで女遊びをやってる人らしいんだけど。
晩年になって、極めようとやってきたことのバランスがとれるようになり、無血開城につながるんですね。

Q3:最近の買い物でのヒットは?

エコバックの便利さに驚きました。
キャリーカート1つで全国をまわると、財布が鞄の奥底に沈んで、さっと取り出せない。
そこで、使わないときはくしゃっとしまえるエコバック。
キャリーカートを引きながらも肩にかけておけるので、今さらですが、「これはいい!」

Q4:最近行ったおもしろかった所は?

宇和島のうどん屋。看板なんてない普通の民家で、あまりコシのない朝用のうどん。
朝6〜9時だけしかやってなくて、近所の人が厨房に入ってうどんをゆでてダシとねぎをかけて食べる店。
おばちゃんが一人立っていて、素人の僕が行くとうどんをゆでてくれる。
ここがコミュニティの人が集まるきっかけになってるんですよね。

Q5:その髪型。こだわりってありますか?

髪形のこだわり? ないですね。
日中は打ち合わせや講演やワークショップをしていて、「切りたい!」と思うときに切ってくれる床屋はありません。
伸びたなと思ったら、バリカンでビヤーっと。夜中の3時でも。もう10年くらいこのスタイルです。

 





山崎亮さんは、2010年に嶺北で開催した「いなか未来会議」を縁に、翌年、本山町に
講師として来てくれました。これからも、このご縁がつながりますように!

2010年2月 いなか未来会議ネットワーク主催「第三回いなか未来会議全国大会in高知」パネリスト
2011年1月 本山町地域雇用創造協議会主催「人口減少先進地で僕たちは何ができるのか」講師​

 


 

山崎亮さんプロフィール

1973年愛知県生まれ。大阪府立大学農学部にて増田昇に師事(緑地計画工学専攻)。
メルボルン工科大学環境デザイン学部にてジョン・バージェスに師事(ランドスケープアーキテクチュア専攻)。
大阪府立大学大学院(地域生態工学専攻)修了後、SEN環境計画室勤務。
三宅祥介からデザイン、浅野房世からマネジメントを学び、2005年にstudio-Lを設立。
地域の課題を地域に住む人たちが解決するためのコミュニティデザインに携わる。
まちづくりのワークショップ、住民参加型の総合計画づくり、建築やランドスケープのデザイン、
市民参加型のパークマネジメントなどに関するプロジェクトが多い。
主な仕事に、兵庫県立有馬富士公園運営計画、ユニセフパークプロジェクト、いえしま地域まちづくり、
海士町総合振興計画、土祭(ひじさい)コミュニティデザイン、
マルヤガーデンズコミュニティデザインなどがある。
2006-2010年には、(財)ひょうご震災記念21世紀研究機構(林敏彦研究室/中瀬勲研究会)にて
中山間離島地域の集落について研究。

現在は、studio-L代表、京都造形芸術大学教授(空間演出デザイン学科長)、NPO法人パブリックスタイル研究所副理事長。

単著書に『コミュニティデザイン(学芸出版社)』、
編著書に『ランドスケープデザインの歴史(学芸出版社)』、
共著書に『震災のためにデザインは何が可能か(NTT出版)』、
『マゾヒスティック・ランドスケープ(学芸出版社)』、
『撤退の農村計画(学芸出版社』、『都市環境デザインの仕事(学芸出版社)』などがある。 

studio-L WEBサイトより http://www.studio-l.org/

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