Posted on 2013.01.24

アゲアゲ天国 Vol.1

魚屋のいも天

細長く切った芋を揚げて砂糖を絡めた「芋けんぴ」。
芋を斜めに切って煮詰めて干した「ひがしやま」。
あげくの果てには、芋の茎までおかずになる。
高知はいも王国なのだ。


とっても気さくな 掛水 勝守さん、すがさん。

 夕暮れ時、部活帰りの中学生が小腹をすかせてやってくる。「いも天、一枚!」「おばちゃん、僕も!」。自転車からおりて130円を渡すと、おばちゃんがスニーカーのゴム底ほどのいも天を渡してくれる。アツアツをほおばると、ほくほくの黄色い芋が現れる。

 高知市で魚屋をはじめて45年。窪川で生まれ、桂浜の料亭宿で腕をみがき、魚屋として独立した。

 転機は1984年頃だった。ダイオキシンの環境問題で、土佐沖の魚が全く売れなくなった。

 「てんぷら、やろうか」。魚介類が豊富な高知は、じゃこ天のような魚のすり身のてんぷらが多い。しかし「そらぁ高知は、いも天よ」と、大将はいもに魂を込めた。

 「ドーナッツみたいな粉を使う所もあるけど、うちはメリケン粉と砂糖と塩だけ」。ボリュームを出すため、2枚の芋を重ねて揚げる。

 大将は69歳。昭和の時代、桂浜のヘルスセンターで出会ったおばちゃんは、「仲人は坂本龍馬かしら」と笑う。商品を入れるビニール袋は、孫が描いたというおばちゃんの顔。「高校生の孫が、将来、魚屋やろうかっていいゆうがです」

 なんともいえぬ、味にうなる。かすかに魚のダシが効いているような気がする。

あき


いも天ファンがひっきりなしにやってきます。


おけ3杯分が1日の芋。


近所の小学生が見学にやってくることも。 感謝状が壁に貼られています。

あき

せん

→いも天はここで買える!!

高知市朝倉の国立高知病院の道向かいです。
掛水鮮魚店 〒780-8083 高知県高知市鵜来巣2−1


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